【小樽の鍋焼きうどんはノスタルジーなアイスクリームパーラー美園】
【たまには小樽散歩】
先日、久しぶりに小樽をぶらつこうと車を走らせていつも通りフェリー乗り場付近の駐車場に止めて
小樽市街地を散策したのですが、運河周辺は観光客の方々で賑わってはいるものの
街中の商店街に人は殆どおらず、日曜日というのにシャッターはほぼ閉まりっぱなし・・・
薄暗くて人気がなくてここ数年で一段と寂しさが深まっている光景に
「なんだかなぁ・・・。」なんて思いながらも、そんなちょっと寂しさが何となく心地よかったり・・・。
【暗闇に輝くアイスクリームパーラー美園】
そんな小樽都通り商店街を歩いていると一箇所だけ蛍光灯の明かりがギラン!と輝くお店を発見!
思わずショーケースに近付いて中を覗くと
これまためちゃんこノスタルジーを感じさせる今時珍しいリアリティの無い食品サンプルが。
ものっそ気になってそのショーケースにぶら下がっている、
今で言うPOPを見てみると
こだわりの鍋焼うどんに使われている原材料表示が列挙されているのです。
このステキな自信と自負に感服し思わず足はお店に向かう階段を登っておりました。
【赤い絨毯がステキすぎる歴史ある名店】
店内は真っ赤な絨毯と少し低めの椅子、それだけでも昭和感バリッバリで
奥の席からは地元の方々らしきおじさんおばさんが
キャッキャ言いあう賑やかな会話が聞こえてきて
何となく昭和50年台で時計が止まったのでは?と錯覚してしまう雰囲気☆
ぐるっと見回すとここアイスクリームパーラー美園は
北海道で初めてアイスクリームパーラーを売り出したお店だとか???
おいら全くノーマークでした・・・。
壁に飾られたあらゆる装飾と
ちょいとだけ昔の写真に気を取られながらも
しっかりと鍋焼うどんをオーダーして当初の目的を達成しますぞ!
【こだわり抜いた鍋焼うどんは懐かしいお味】
少し待つとオーナーらしき男性が運んできてくださった
どう考えても激アツの鍋焼うどん!
「蓋は熱いので取りますねぇ〜」と言って素手で蓋を取り
「ごゆっくりどうぞぉ」と言い残し普通に戻られました・・・
あの指凄い!
蓋を開けてもらった瞬間に立ち上る湯気に
一気にメガネが曇るほど豪快にグツグツ言う鍋焼うどん。
この感覚・・・とっても懐かしい!
湯気も落ち着き全貌を露わにした鍋焼うどんは
階下で見た食品サンプルの出来を完全に凌駕する美しい配色と
こだわりの食材が完璧に盛り付けられた伝統のスタイル☆
この光景・・・眺めているだけで落ち着きます。
【スタンダード鍋焼うどんに心癒される】
「はふはふ」しながら麺を持ち上げ口元へ・・・
「あっつ!」言いながら啜り込めば
かつおのいい出汁が鼻腔を通り抜けて脳天へ・・・これは旨い☆
そしてマジで熱いw
しいたけの極旨出汁も効き出していい!
綺麗ななるとも途中で口に放り込んで
出汁をたっぷり吸った麩の存在感に納得する。
このバランスと味は日本人のDNAに刷り込まれた安心の味。
それをこだわりの食材で作り出したおたる美園♪
なんだかこういうのステキだなぁ☆
優しくて柔らかくて・・・
いろんな疲れがたまって心が荒んだ時、また味わいたい鍋焼きうどんです。
ってかアイスクリームの名店なのにアイスクリーム食べるの忘れたw
またこよ☆
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